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最新自動車販売台数ランキング | 2025年11月新エネルギー車と従来型の車 NEV車50%越え

最新自動車販売台数ランキング | 2025年11月新エネルギー車と従来型の車
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最新自動車販売台数ランキング | 2025年11月新エネルギー車と従来型の車 NEV車50%越え

2025年11月、新車販売における新エネルギー自動車(NEV)の販売比率が53%を超えたそうです。また、新エネルギー自動車の輸出台数も増えており、30万台を超えたようです。

中国最新自動車販売ランキングと、中国自動車業界の最新情報をお伝えします。

1. 2025年11月最新中国自動車販売台数ランキング
2. 海外(合弁)メーカーの売れ行きと、中国が目指すもの
3.「痛車」| 新エネルギー自動車が作り出す新産業
4. まとめ

2025年11月最新中国自動車販売台数ランキング

自動車販売ランキングは、毎月発表されています。
一番の「稼ぎ時」である9-10月が終わり、各自治体が打ち出していた購入補助政策も早々に制限に達したと報道されていたこともあり、11月の販売台数は落ち着た数字になると予想されていました。

中国自動車工業協会の発表によると11月の生産台数353.2万台に対して販売台数は342.9万台、月間生産台数が最高記録を更新したそうです。
今月の数字は、メーカー発表・中国自動車工業協会・中国汽車流通協会乗用車市場信息聯席分会でかなりバラつきが出ています。独自集計につき、本ランキングは参考としてくださいね。

(中国汽車流通協会乗用車市場信息聯席分会 http://cpcaauto.com/ 発表数字や各メーカー発表などを独自に加工)

※新エネルギー自動車ランキング8位の鸿蒙智行の販売数の中に、同ランキング6位の奇瑞集団(Chery)の一部車種や、本来販売台数51698台同10位の赛力斯が含まれています。今回は鸿蒙智行として集計しているため、11位の小米汽車(XiaoMi)を10位として掲載しています。集計時点での詳細販売数をできる限り反映していますが、一部メーカーでは実販売数・納車数などが正確に発表されない場合もあります。

海外(合弁)メーカーの売れ行きと、中国が目指すもの

日本車が売れていないというニュースや、三菱自動車の完全撤退・ホンダの工場閉鎖など、中国市場における日本メーカーの売れ行きが落ちている・関連サプライチェーン企業の撤退なども大きく取り上げられています。
実は、日本メーカーだけでなく、ドイツなどの海外メーカーも苦戦中。11月単月の主な販売台数は以下の通りです。一番多いフォルクスワーゲン系の数字は割愛していますが、海外メーカーの単月販売台数は50万台前後で、トップのBYD1社分ぐらいとなっています。

販売台数昨年比備考
ベンツ系31,400約-30%
BMW系44,100約-18%
GM系41,500約-30%
フォード系10,000台以下約-40%
本田系50,000約-30%
日産系40,300約-20%乗用車のみ。商用車を含むと10%程度の伸び
トヨタ系114,000約-30%レクサス含まず。レクサスは1-2%の伸び
※中国自動車工業協会・中国汽車流通協会乗用車市場信息聯席分会、各メーカー発表数字を独自に集計。一部輸入車を含んでいます。
2025年11月海外(合弁)メーカーの販売状況

新車販売の2台に1台が新エネルギー車となった一大「新エネルギー自動車産業」
これからは誰も経験したことがない領域に入るとともに、規模拡大産業ではなく価値創造産業に移行しつつあると言われています。

中国の報道では、この11月に新エネルギー車の輸出台数が30万を超えたそうです。

自動車消費大国から自動車強国へとシフトし、自動車だけでなく、グリーンエネルギーによる産業革命を牽引するため、中国国内での生産・輸出からさらに海外へ固体電池工場や自動車製造工場の拠点を増やしています。

「痛車」| 新エネルギー自動車が作り出す新産業

車で出勤するのは社員の3割程度だったのは、ほんの十数年前。都市部では、社長よりも社員の方が高い車に乗って出勤している…なんて笑い話もあるほど、車は特別なものではなくなっており、自社の若手社員に聞いても「足」「遊び道具」「普通?」というような回答が返ってきます。
大学卒業後結婚前には大半の人が新車もしくは家族から譲り受けた車を持っていて、感覚は誰もが持っているスマートフォンと一緒。スマートフォンにカバーやストラップを付けるのと同様に、改造車がジワリと増えています。

ヱヴァンゲリオンやドラエモンなど、アニメキャラクター
ポップマート・ラブブ

改造車と言っても、色を変えたりプロテクション目的などラッピング(外観改造)が大半ですが、2025年の統計によるとこの領域だけで300億元規模の市場になっているそうです。その内、新エネルギー車が約60%を占めており、電池断熱(効率的に放熱する)効果のラッピングも急成長しています。

車総合情報サービスを提供するプラットフォーム・汽車之家が提供するバーチャル車改造アプリの利用者が500万人を突破、新技術を次々に投入して新エネルギー自動車を中心として新市場を作り出しています。

いかにもイタ車(痛車)らしい。毎日1台以上イタ車に出会う

また、タイヤホイールの変更や車内アクセサリ(AV・大画面モニタ設置)や座席交換(AV連動やヒーター付)、自動運転機能後付けなども人気があり、これらの市場も年内には1600億元市場になると予想されています。
牽引しているのは、Z世代(21-40歳)。改造費として平均38万元を費やいしているというデータもあります。彼らにとって、新エネルギー車は便利に移動ができ個性を表現するための新しいツールなのかもしれません。

新エネルギー車の普及は、こんな今まで中国になかった新しい産業も作り出しています。

まとめ

2025年11月最新中国自動車販売台数ランキングと、中国自動車業界の最新情報をお伝えしました。

新エネルギー車の普及が、新しい産業や文化を牽引するパワーとスピード感は素晴らしいものがありますが、車は安全・安心が大前提。自動運転がアシストであることを強調したり、行き過ぎた価格競争に規制が入るなどの動きも出てきています。

まとめ
* 新車月間生産台数初の350万台越え
* 日本メーカーだけでなく、海外メーカーの売れ行き全体が低迷。
* 新車月間販売数の半分以上を占める新エネルギー車。これからはどういった価値を提供できるかにシフト
* 新エネルギー車の改造・「ファッション化」に注目。関連法規制も変化・整備されつつある

本記事では、販売数を中心として毎月10日前後にまとめてお伝えしています。
ランキングに加えて、中国国内での自動車業界の最新ニュースや取り組みなども一緒にお伝えできればと思っておりますので、ご支援いただけたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を通じて何かしらのヒントや情報を得てくださり、少しでもお役に立てたなら幸いです。

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