【速報】2025国際ロボット展 中国企業多数出展中
2025年12月3日(水)から東京ビッグサイトで開催されている、2025国際ロボット展に多数の中国企業が出展しています。
世界の市場の半分以上が中国企業と言われる、ロボット業界。
2025国際ロボット展の様子を速報でお届けいたします。
2025国際ロボット展概要

2年に1度東京開催されている、国際ロボット展。
1974年の第一回開催から、今年で26回目となるそうです。日本におけるロボット業界において、世界に発信する展示会として、権威ある展示会と言えるでしょう。
今年は「ロボティクスがもたらす持続可能な社会」をテーマに、最新ロボットやコンセプト機、サービスを展示しています。
日本企業のブースは、工場等で利用するロボットの展示で、人手不足解消・効率化のためのロボット展示がメインであるものの、キーワードとしてAIは欠かせません。
AIで正確な加工に自動補正したり、人が近づくと作業を停止するロボット、言葉を認識するロボットなど各社展示内容は豊富。サービス産業・医療や物流業界向けの効率的なロボット活用を主とする展示も多数ありますが、医療・介護系が意外と少ない印象です。
来場者の中で目についたのは、食品関連メーカー。食品加工メーカーにとって、自動化は作業者の安全・食の安全は語る必要もないほど重要視されるはずで、単体機能ではなく包装・測定・検査などを同時に全て対応できるような、複合型ロボットへの期待が多いのかもしれません。
各メーカーのブースはもとより、新製品発表・業界動向セミナーなども人だかりで、ロボットへの興味の高さがうかがえます。
ヒューマノイド型ロボットは人だかり | 本日最終日!

中国ヒューマノイド型ロボットといえば、ユニツリー。2025国際ロボット展でもユニツリー社のブース前は多くの人が足を止め、「思ったより動きがなめらなかだなぁ」なんて声も聞こえてきます。
ユニツリーのジェネラルマネージャーは「ロボットにとってAIはエンジン。そして、AIは十分なデータがないと学習できない」と語っており、ロボット+AIの動きは来年以降さらに加速・進化すると思われます。
国際ロボット連盟の発表によると、2024年の産業用ロボットの導入台数は中国が29.5万台と世界の産業用ロボット全体の54%を占めており、ヒューマノイド型以外でも応用が進む中国。
他にも中国系ロボットメーカーが多数出展しています。
また、ロボット実機の展示ほど目立たないものの、ロボットの部品メーカー・関連ソフトウェアなどの出展も多々あり、企業の技術部門や大学研究室の学生などが、熱心にブースを回っていらっしゃいます。
会場はかなり大きく、来場者も多いので1日ではとても見て回ることができませんが、本日最終日となります。
来年以降、社会実装と研究開発がさらに進むであろう日本と、ロボットの量産化が本格化するであろう中国。
新しい産業が大きく発展する「前夜祭」の国際ロボット展。本日17時まで開催中です!
※中国企業を中心とした国際ロボット展のレポートを、後日公開予定です。

